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プロのカメラマンとは

人それぞれの解釈になると思いますので一概に定義や決まりがあるわけではありません。 しかしながら一般的には次の内容があげられると思われます。

カメラボディは『フルサイズのミラーレス』

フルサイズというのはイメージセンサーのサイズを指します。イメージセンサーはメーカーでも異なりますが、大きいほど性能が高く、一番大きいものはフルサイズ(36×24mm)で、他にAPS-C(22.3×14.9mm)、フォーサーズ(約18×13.5mm)等があり、プロとして使用されるカメラはフルサイズのイメージセンサーを好んで使用されます。 カメラ本体の性能は年を追うごとに各段に上がっており、2017年頃までカメラといえば”一眼レフ”で、キヤノンかニコンかな、、でしたが、その時代は完全に終わってしまいました。 今は完全に『ミラーレスカメラ』の時代となり、従来よりさらに高精細に進化しています。ミラーレスとは言葉の通りミラー(鏡)の入っていないカメラです。 ミラーレスはSONYが先行し、一眼レフ時代の資産が大きいキヤノンとニコンは完全に出遅れてしまいました。ニコンはさらに差が広がっている感じがします。 キヤノンはすごい速度で良いカメラを出してきていますので、数年後はまた変わるかも知れません。 キヤノンのミラーレスカメラはレンズとカメラの接合規格としてミラーレスに適したRFマウントという新規格を導入したことで、より性能が向上したのですが、逆に過去のEFレンズがそのままでは使えなくなってしまったため、新たにRFマウント用のレンズを用意する状態となっています。その点SONYは早くからEマウントとしてミラーレスに活用していたのでレンズ資産が生かされ、またSONYの場合はレンズ交換式ビデオカメラにも使用できるメリットもあります。 そのような背景がありプロカメラマンが現在メインで使用するカメラボディはミラーレスに特化したソニーのフルサイズカメラかキヤノンのRFマウンを採用したフルサイズカメラが多い状態となっています。 他のメーカーもミラーレスに対応したマウントに変わってきていますが、レンズのラインナップが追い付いていない印象です。  

カメラレンズはキヤノンなら『Lレンズ』、ソニーなら『GMレンズ』・『Gレンズ』

筆者は動画と写真両方を職業としているため、SONYのカメラ、SONYのビデオカメラ、SONYのレンズを主に使用しています。キヤノンもEF一眼レフを使ってきましたが、動画を考えるとSONYの使用率があがります。 その中でレンズの違いは大変顕著で、ソニーの場合はGMレンズか、そうでない普通のレンズかでは、全く別次元の光学性能なのです。 この違いはなかなか表現しにくいですが、例えばテレビがアナログから地上波デジタルに変わりましたというくらい、またはブラウン管から液晶に変わりました、という感じです。 したがって、高品質な写真や動画を望むのであればSONYで言えばG-マスターレンズの『GMレンズ』または『Gレンズ』となります。 同じようにキヤノンでは『Lレンズ』が最高品質のレンズとなります。

カメラマンとしての心構え

プロとして依頼者からお金を頂く以上、お客様の想定以上の結果を出したいものです。ところが現地で撮影するにあたり、カメラが壊れた、バッテリーが切れた、メモリーが壊れた、というケースが発生すると目も当てられません。 前撮りなど撮り直しが効くものならまだしも、結婚式となると撮り直しは効きません。したがってプロカメラマンとして機材は絶対に現地で正しく動作させる体制を作る必要があります。例として ・カメラボディは常に2台、またはそれ以上を持ち歩く。 ・バッテリーは常に予備を持ち歩く。 ・ボディはメモリが2つ入る、2スロットタイプに複数のメモリ その他 ・お客様の要望は極力事前に伺う ・写真撮影であれば焦点距離違いのレンズを複数持参 ・場所や内容によってはスピードライト持参 ・日中屋外の撮影であればNDフィルタを持参 ・記録に近い動画撮影であればビデオ用三脚、ジンバルを持参 などなど

スキルについて

カメラマンはより良いシーンを撮るために、コミュニケーション力も必要なスキルとなります。フォト撮影の場合はかっこよく、美しく見えるようにポーズの指示をカメラマンから伝える必要があります。 このスキルがないとせっかく良いスーツやドレスを身に着けても台無しとなってしまいます。 ひじの曲げ具合、手の位置、顔の向き、視線の方向など美しくカッコよく見えるポージングが指示できるカメラマンは非常に良いカメラマンと言えます。 またお客様がしっかりとしたイメージを持っている場合は、あらかじめ伺っておく必要もあります。    
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